大事にしよう その9

ヒノキのもう一つの特長は、比較的やせたようなところ、乾燥気味のところなど、スギには既に不適地といったところまで悠々と成育し続ける適応力を持っていることです。

これほどに優れたありがたい樹種ではありますが、大きな欠点もあります。

それは強い陰樹であるため、密林となって下ずみになってもいつまでも枯れない。

枝は枯れても五年、十年と落ちないため死節となりがちです。

当然林内は極めて暗くなるので、地床には雑草、ササもほとんどなくなります。

大事にしよう その8

いくらスギがよいといっても、不適地、即ち乾燥地、粘土地、土壌の浅いやせたところにまでスギを植えても盆栽のようなものにしかならず、森林にまで成長しないということを忘れてはならない。

ヒノキの材質の優れていることは衆知のとおりで、伊勢皇太神宮の造営には欠くことのできないものです。

強度、耐久力、弾力、光沢、香り等々と、これも日本人の趣向を十分に満足させてくれるものです。

したがって柱材など比較的若齢期から単価もずば抜けて高いのです。

しかし何百年生と老齢になっても、スギほどに樹齢に比例して極端な値上がりをするというものではないようです。

大事にしよう その7

スギ、ヒノキ、ケヤキなど世界にまれな優良樹種が多い。

スギは水分を強く好み、通気・通水・保水性のよい団粒構造の発達した肥えた土壌という条件下では、五百年、千年あるいは数千年も生存し、成長し続けるのです。

したがって単位面積当たりの成長量、年平均成長量とも他の樹種に比べて抜群によい。

しかもその材質は樹齢とともにますます耐久力も増し、日本人の趣向に合った美しさが限りなく進むという、まさに世界一の木といっても過言ではないでしょう。

大事にしよう その6

火山列島であるところから地質のぜい弱なところが多く、治山工事に明け暮れている地域も多い。

火山地帯では富士山、赤城山、男体山、木曽御岳地方など噴火を重ねたことにより溶岩、石礫、砂灰といった噴出物が互層を成しているため、ひとたび斜面に地隙ができると、その崩壊はたちまち縦に横にと拡大して、頂上までとどまることなく崩落し続けるのです。

もしも台風などの豪雨があれぽ大災害を招くおそれがあります。

また木曽御岳のように、地層の途中に岩盤や粘土層などの不透水層があると、直上部に激しい地下流層ができてすべり面となり、大きな地すべり災害をもたらすことにもなるのです。

毎年全国的に地すべり、土砂崩れなどによる家屋、人畜などの被害が大きい。

特に火山灰地層やそれに準じた地帯では、急斜地などの無理な開発はこれらの災害に直結します。

わけても宅地造成に当たっては監督官公庁は十分な調査により責任をもって許認可を行い、造成者自身もまずは安全を第一義に考えて、経費的側面にのみとらわれないよう注意しなけれぽならない。

大事にしよう その5

水資源確保の面からは、雨は直ちに流れとなり洪水ともなるので、台風などもちろんのこと集中豪雨地帯では降雨のほとんどが無駄な流失となる場合も多く惜しいことです。

その点雪であれば長期間地上に保たれ、比較的徐々に解けるため雨ほどの洪水となることは少ないのです。

北海道、本州の裏日本や中間山岳林地帯は一般に降雪量が多く、春の暖気により雪解け水となって増水します。

しかしこれも相当な時間を必要とするため、また雪の保温効果によって土壌の凍結も少ないので、相当量が地下水となり、しかも春季降水量の少ない時期に余分の地表流も大方ダムの貯水に活用されるなど、極めて有効であるといえるでしょう。

大事にしよう その4

降雨量には雨と雪とがありますが、植物成育のためには、また水資源確保のためにはいずれがよいのかという問題もあります。

わたしたちの国の場合植物の活動開始は早いものでは二月頃からですが、一般には四月から落葉期までで、その間はほとんど雨となるので、植物の成育には好都合です。

冬季間の降雪がもたらす益と害を比較すれぽ、前述のような雪の害というものも極めて大きい。

しかし多雪地帯では植物を保護する作用も見逃せない。

雪は乾燥を防ぎ、地温を低下させないため、寒害防止の大役をも果たしているのです。

大事にしよう その3

世界的にも温帯地方が最も土壌が肥えているといわれ、中でもアメリカの五大湖付近がその頂点に立つようです。

逆にいかにも肥沃にみえる熱帯降雨林などの地味は極めてせき悪で、ひとたび裸地となれば再度森林に戻ることは極めて困難のようです。

現状は伐採して焼畑から砂漠化への進行が急であり、そのツケが回り恐るべき事態へと向かいつつあることが優慮されているのです。

降雨量は1000~7000ミリメートルと全般的に多い。

わたしたちの国の降雨量は一般には1400ミリメートル前後で、欧米の700ミリメートル前後に比べてはるかに多い。

しかも国土の70%が山林であるにもかかわらず、水不足がますます騒がれるのは不思議とさえ思われますが、前述のとおり山地から海に至る距離が短く流れも急なため、降雨が完全な地下水となって長持ちする分量の比率は大変少ないのです。

大事にしよう その2

外材との競合や限られた用途あるいは虫害などからアカマツ、クロマツ、カラマツなどは極めて苦しい状況に追い込まれ、また森林の公益的効用が木材的価値に勝るとする一般の価値観の変化に応じて、人工造林のあり方も当然大きく変わらざるを得ないでしょう。

国土保全、水源林の強化などを第一に考えれば、広葉樹を主体に、なるべく多くの樹種を混入して、林相を恒続的に安定化する方向に進むものと思われます。

大事にしよう その1

日本列島は南北に長く、水平的には亜熱帯から寒帯まで、垂直的にも同様な植物帯をなしている。

日本列島は暖帯から温帯に属する地域が大半を占めており、地味は一般によい方です。

北緯四十六度の稚内から屋久杉で有名な屋久島の北緯三十度まで、沖縄まで含めれば高低差二十三度という広い範囲にわたる。

したがって植物種の数も多い。

人工造林も戦後の木材ブーム時代に既に相当無理なところまで進められましたが、造林樹種は北海道でエゾマツ、トドマツ、カラマツと、本州ではスギ、ヒノキ、アカマツ、クロマッ、カラマツの七種類の針葉樹で占められているといってもよいでしょう。

世界の切手・・・刷色による分類4

カラー・ゲージほどの正確性はなくても、色名と色とを対応づけるには、逆に切手を使う方法もあります。
つまり、多くのアメリカ切手は安く手に入りますから、特に色のバラツキの少ない記念切手を使い、これをカタログでの色名ごとに分類したアルバムを作るのです。

そうすれば、最も手軽なカラー・ゲージの代用品ができるでしょう。
このようなやり方は、ミッヘルとか、イベールとかいった、ほかの国のカタログの場合でも応用できます。

重品はこうした活用法もあることを覚えて下さい。

重品を使って、こうした形のカラー・ゲージを作るときには、1リーフの上に違う色の切手を余り貼らない方が効果的です。
それよりも同じ色名の切手で、違う切手をいろいろ並べておいた方が、同じ色名にも変化のあることが分かります。

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